☆最近の読書107 『ルポ米国発ブログ革命』 池尾伸一/著

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32258849.JPG著者 池尾伸一/著
出版社名 集英社 (集英社)
発行年月 2009年06月
サイズ 236P 18cm
販売価格 756円

 この本を読んで知ったのですが、アメリカの新聞社、とりわけ地方の新聞社では、大手メディア産業に組み込まれての厳しいリストラや、あるいは倒産が相次いでいるそうです。地方の新聞社が潰れると、地方のニュースが地元の人に伝わらず、行政の汚職や議会での話し合われている内容すら伝わらない状態に陥るようです。これを読んで、日本でもその危機は少しずつ迫っているのではないかと思われます。購読料を出してまでして新聞を読む人は確実に減ってきていますから。そのような世の中の傾向に対して、アメリカでは、リストラにあったジャーナリストがサイトを立ち上げていろいろ模索している様子が報告されています。

 インターネットのブログを中心とした個人の発信力がこの世の中にどのようなインパクトを与え続けているのか、いろいろな角度から報告されていて興味深く読みました。アメリカの大統領選挙にまで大きな影響力を与えています。あるいは、お隣中国では、地方政府の腐敗などによって苦しめられている民衆の実情をインターネットを通じて知る等は、いままでも知られていますが、徐々に民衆のパワーがネットを通して共産党独裁政権を揺さぶるまでになりつつあるのは、中国版高速鉄道事故の時のネットのパワーで日本にも知られつつあります。

本の内容
オバマ政権を生んだ新メディアの担い手たち
オバマ政権を生みだした「個人発」メディアの担い手たち。シカゴ・トリビューンの破綻等、既存のマスコミの基盤が揺れる中、数百年に一度のメディア大変動の動向を描いた衝撃のルポルタージュ!

目  次
第1章 台頭する「個人発」メディア(ワシントンが恐れる男
「調査報道」の新旗手たち ほか)
第2章 個人発メディアの課題(六〇万人がだまされた
「『こだま』の部屋」か「タウンミーディング」か)
第3章 のたうつ「恐竜」たち(揺らぐ報道の独立と崩壊する取材態勢
「進化」への胎動 ほか)
第4章 つながるジャーナリズムへ

ISBN

978-4-08-720496-4

著者情報
池尾 伸一(イケオ シンイチ)
1965年、愛知県名古屋市生まれ。89年、早稲田大学政治経済学部卒。中日新聞に入社後、経済部で日銀、財務省、内閣府などを担当する。99年~2000年、アメリカ・コロンビア大学東アジア研究所研究員。05年5月から中日新聞・東京新聞ニューヨーク特派員。08年5月から経済部に所属

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