大晦日になってしまいましたが、先日買った本を読んでいます。『有事法制批判』(岩波新書)なんですが、まだ一部しか読んでいないです。現実主義者が増えたように感じる世の中で、その「現実」がつくられたものではないのか? という基本的疑問を常に持ちたいと思います。今のマスコミは翼賛体制に入っていて真実を伝えていないと常々感じます。そういう風潮の中で『有事法制批判』のような本は非常に貴重な本になっています。こういう本を批判的に検討して自分の思想にしていけばいい。国民一人一人が、今の翼賛体制に批判的になればいいことなのだ。いうが易いが、それが現実になるにはまだまだ難しい問題ではあるが、理想は高い方がいいと思います。
大晦日に『有事法制批判』を読んでいると言うことは、今年の私を象徴しているように思うが、来年もこの分野を追及していこうと思っています。買ってまだ読んでいない本は、『改憲は必要か』(岩波新書)。これも一連の分野の本です。『歴史の話』(鶴見俊介・網野善彦著)は、『愛国心』(西部邁・姜尚中・田原総一朗著)で田原が批判的に言及していたので、逆にいい本なのだと思って買ったものです。『終焉の中のソ連史』(塩川伸明著)。冷戦崩壊してもう15年も経っているんだけど、もう一度ソ連の体制というのはどういうものだったのかに興味があって買ったものです。ソ連体制を忘れ去ってしまうには、あまりに犠牲や情熱、対立が多かったったと思います。もう一度そこから教訓をくみ取るべき時期に来ていると思います。来年も、本を読んで物事を考えブログに書き付けていこうと思います。
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